2020年以降、コロナによりテレワークが急速に広まることになりました。
そんななか自宅だけにとどまらず、自由な場所で仕事をする通称ノマドワーカーが増えています。
テレワークの拡大により、こういったノマドワーカーとして、カフェで仕事や勉強をするようになった人も多いんじゃないでしょうか。
今回はそんなカフェとコワーキングスペースのメリット・デメリットを料金を中心に比較紹介してみたいと思います。
前回カフェチェーンについての記事を書きましたのでこちらもご覧ください
そもそもコワーキングスペースとはなんぞやということで
目次
コワーキングスペースとは?
コワーキングスペースとは、そもそも独立(フリーランス)の方が、同じ空間で机や椅子、インターネットを共有し仕事をすると場所を指します。
色々な職種の方が集まっているのがコワーキングスペースの特徴といえます。
料金に関しては月極で超過した分についてはその時間分支払うという形態をとっているようです。
毎日のように利用するのであれば月額払い、空いた時間で利用するならドロップインとして満喫のように時間単位で支払います。
写真のようなワークスペースだけではなく、電話の為の個別スペース、打ち合わせスペースなど用途により様々な使い方ができるのが特徴です。
ではこれよりタイトルにあるように、カフェとコワーキングスペースのメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。
カフェのメリット
では、私も資格勉強やテレワークの際に利用することもあるカフェのメリットを見ていきましょう。
料金の安さ
カフェで飲み物は席代も含まれており、大体1杯300円から500円です。
一杯で3時間滞在したと仮定すると100円/時となり、お菓子や食事をつけなければコスパは悪くないと言えます。
どこにでもある
最近は駅近であればチェーン店なら一軒は見つかるくらい出店数は増えてきています。
駅に向かえばカフェを見つけることができるでしょう。
店を選べる
日によって、場所によって、店を変えられるのも一つのメリットです。
家の近くや職場の近くにオキニのカフェを数軒見つけておけば、後はその日の気分によって場所を変えられます。
人間、同じ場所環境では刺激が得られず、飽きが来てしまいます。
違う環境だと気分も変わるので能率も上がりオススメですよ。
wifiが使用できる
カフェには固有のwifiが敷設されていることが多いです。カウンターの横にパスワードがあることがあるので要チェックです。
大抵の場合60分程度で切れてしまう為注意が必要です。
また、回線速度は利用人数が多いときなどは低速になる場合があるので動画視聴には適さないことがあります。
カフェのデメリット
続きましてカフェのデメリットを見ていきましょう。
長時間居るのは難しい
コロナ禍の現在においては、長時間の滞在が禁止されているところがほとんどです。
長く居られても3時間が限度でしょう。
カウンターに長時間滞在お断りと書いてあったら注意が必要です。
お店が混んでいる時間帯は絶望的でしょう。
タイミングによっては席の確保が難しい
時間帯や曜日によっては席が埋まっていて、席につけない場合があります。
お昼時や土日などは混む傾向があり、平日サラリーマンは場合によってはカフェ難民になりがちです。
自宅以外で作業したいという人には、好きな時に利用できないとストレスに感じてしまうかもしれません。
電話やビデオチャットがしにくい
カフェは隣との席との距離が近く、打ち合わせやオンラインでの通話がしにくいのがデメリットと言えます。
通話をしなければならない時は、席を立って外に移動したり、その場で通話する場合でも声のトーンをかなり抑えなければならず会話に集中できない場合があります。
また、現在のコロナ禍において、決して広くはないスペースで電話で話しまくるというのはあまり好ましいことではないかもしれませんね。
コワーキングスペースのメリット
では続いてコワーキングスペースのメリットについて見ていきましょう。
長時間の利用が可能
カフェと異なり、営業時間中であれば周りの目を気にすることなくずっと利用することが可能な点がメリットと言えます。
またコワーキングスペースの特徴として、ノマドワーカーなど周りも同様に仕事をしに来ている人が多い為、自宅でだらけてしまう人も集中しやすい環境と言えます。
覚悟を決めて一日中作業するというときにはこちらに軍配が上がるでしょう。
個室ブースやデスクがある
図書館やカフェなどで周りの目が気になったり、重要な電話をするときは個室ブースなどを利用することができます(店舗によるのでチェック)
このような集中できる環境も完備されているのが特徴です。
wifiやプリンターが完備
無料wifiや電源、プリンターが完備されているのでワーカーにとってはこの上ない喜びですね。
電源も、長時間作業したいという人にも、打ち合わせの合間にちょっとPCを充電したいというワーカーにも役立ってくれます。
またフリードリンク制を採用しているところも多々あり、憩いの場としても使えます。
仕事という観点で見ればかなり良い空間といえます。
コワーキングスペースのデメリット
個室を利用できないとカフェとそう変わらない
個室の数はまだまだ多くは無く、長時間利用できるとはいえ、内装的にはカフェとそう変わりはありません。
ですので作業スペース的には思ったほど広くはないという印象です。
また、ワーカーが多く居る為、タイピング音が気になる人はイヤホンが必須です。
最初はお試しで月極ではなく、ドロップイン利用(一回限りの利用)で雰囲気を掴んでおくのをお勧めします。
まだそれほど多くは無い
まだまだ全国にコワーキングスペースは多くあるわけではありません。
地域によってはかなりの移動時間をかけなければたどり着けない場合があります。
ですので気軽に利用できない点が×です。
料金の比較
定期的に利用することを考えると気になるのはやはり金銭面です。
ここで次の場合においてカフェとコワーキングスペースの月間料金比較をしていきます。
条件を以下のように定義してみます。
- カフェ:一杯400円のドリンクで平日3時間利用
- コワーキングスペース:例としてBIZcomfortの料金を例に上げ(平日のみ)5500~(全日個室)22000円
平日3時間利用の場合
平日に3時間利用した場合の比較で、平日の利用で月20回の利用となります。
■カフェ利用の場合
ドリンク代400円×20日=8000円/月
■コワーキングスペース利用(月極料金)の場合
5500円~22000円/月
以下比較表を作ってみました。
平日3時間利用の場合は、コワーキングスペースの方がお得そうですが、コワーキングスペースは最初に入会金+月額利用料がかかってしまうため、短期であればカフェに軍配が上がりそうです。
しかしドリンクを数杯頼みたい場合はコワーキングスペースに軍配が上がりますね。
コンセントの有無も蛇足ですが入れてみましたので参考に。
平日長時間(6時間~)の利用の場合
次に平日に6時間超利用した場合を見てみましょう。
カフェに6時間滞在ということで食事を注文したと仮定しましょう。
先述した400円のドリンクと食事(800円)とし、20日利用したとします。
・1200円×20日=24000円/月
以下に比較表を作ってみました。
平日に長時間利用する場合は食事など利用することも考慮するとコワーキングスペースに軍配が上がりそうです。
コワーキングスペースはフード持ち込みOKのところもあるので自宅から持っていって費用を抑えることができます。
土日利用の比較
最後に土日利用の場合を想定します.
ドリンク400円、8日で計算します。
長時間の場合は食事(800円)を食べることを考慮します。
◆休日3時間利用
400円×8日=3200円
◆休日6時間超利用(食事付)
1200円×8日=9600円
また、コワーキングスペースは土日利用4000円~6000円で考えます。
以下比較してみます。
土日のみの利用だと3時間利用であればカフェのほうが安いという結果になり、長時間利用だとコワーキングスペースの方がお得という結果になりました。
以上のことから長時間利用の場合はコワーキングスペースの方が適しているということが分かりました。
双方にメリット・デメリットがありますが、それぞれのメリット・デメリットを補う特徴があることも分かりました。
仕事をするという観点で見ると、仕事に集中できる環境を提供してくれるコワーキングスペースは良いと言えます。
カフェに飽きた人も、集中できずに悩んでいる人もコワーキングスペースの利用を検討してみてはいかがでしょうか
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