みなさんこんばんは。
今私は凄く気分がいいのです。
それは…
そう、晴れて建築物環境衛生技術者試験(通称ビル管)に合格しました!!
いや~長かった。
6月に受験申し込みをして、10月に受験、約4か月という長い期間で仕事の合間を縫っての受験で、なかなかしんどかったです。
目次
建築物環境衛生技術者とは
建築物環境衛生管理技術者(けんちくぶつかんきょうえいせいかんりぎじゅつしゃ)とは、建築物の環境衛生の維持管理に関する監督等を行う国家資格である。通称ビル管理技術者と呼ばれる。
通称、「ビル管理技術者」、「管理技術者」などと呼ばれる資格で、特定建築物の所有者(ビルオーナー)や占有者(テナント等)などに対し意見を述べる権限及びその意見の尊重義務が法律で定められている。したがって、特定建築物の管理における事実上の最高責任者としての職務を遂行することになる。
建築構造、建築設備、室内環境・衛生(照明や騒音環境を含む)、給・排水、清掃、害虫・ねずみ防除、廃棄物などといったビル管理に関する幅広い知識が要求される。このほかに、実務上は建築物内で生じる健康問題に関する基礎医学、生物学、化学等の自然科学全般の知識。管理費、人的資源の管理、クレーム対応、下請け事業者との契約・折衝、官公署との連絡調整などといったマネジメント能力も要求される
要はビルには必要不可欠というわけですね。
私も上司の推薦と給料が上がる為、取得しようと決意しました。仕事の幅も広がる為持っておいて損はない資格といえます。
難易度
建築物環境衛生管理技術者の国家試験の合格基準は、7科目の合計で65%以上の正解率で、かつ各科目で40%以上の正解率で合格となります。 科目別の合格制度はないため、一科目でも40点未満となれば、不合格となります。
例年難関は概論、構造、防除になり、これらは問題数が少ない為、足切りにあうことが多い為、注意が必要です。
過去5年で見ると、平均合格率は16.8%と難易度は高いといえるでしょう。
科目は7科目
●午前(試験時間3時間)
・建築物衛生行政概論 (20問)
・建築物の環境衛生 (25問)
・空気環境の調整 (45問)
●午後(試験時間3時間)
・建築物の構造概論 (15問)
・給水及び排水の管理 (35問)
・清掃 (25問)
・ねずみ、昆虫等の防除 (15問)
このようなスケジュールで行われ、午前午後3時間、合計6時間の長丁場の試験で、トイレはどこの会場も行列と聞きます。
自分の会場では申し出れば試験中のトイレは許可してもらえました。
なるべく試験中にトイレに行かないよう試験前に出し切っておきましょう。
ちなみに試験は 試験開始1時間後~試験終了30分前までは退出することはできます。
勉強法
ここで、この資格の勉強法について振り返りたいと思います。基本は前回の記事のように勉強していました。
勉強開始時期は6月で、6~7月は最低30分~1時間、8月~は最低2時間、基本ノートはとらず、問題集に書き込みまくりました。
使用教材
ビル管理士試験模範解答集
勉強法は過去問周回一択です。
使用本は通称赤本と呼ばれる↓の過去問集です。
過去6年分が掲載されており、特に解説が丁寧で豊富なことから一番頼りになる本だと思います。
注意点として、内容が豊富すぎるためにあれもこれもと暗記しようとすると頭がパンクするので時間は多めにとる必要があります。ですが、合格に必要な情報は網羅されているので、これを何周もできれば合格は間違いないでしょう。
ちなみに私は6周はやりこみました。
前回の勉強法の記事でも紹介しましたが、周回の時間を少なくするために、完璧に正答できる問題には○をつけて、問題を見たら正答番号を頭に思い浮かべ答えを見るだけに高速学習をしていました。
きついのは1周目で、よくわからない言語を覚える必要がありますが、2,3週目はどんどん早く解けるでしょう。
大事なのは1回の学習で長時間やるのではなく、5分でもいいから隙間時間をみつけ細切れでやることです。
とにかく範囲が広いため、量をこなすことが必要です。
やってはいけないこととして、全ての周回で、全ての事柄を頭に入れようとすることです。
それは無理なのでやめたほうがいいです。
頭がパンクしますので、過去問をやりつつ、間違えた事柄の知識を徐々に補填していくのがいいでしょう。
出るとこだけ ビル管理士
もう一冊はこの本
隙間時間にぴったりのハンドブックで、頻出項目が分野別に収録されており、試験に最低限覚える必要のある事項が掲載されております。
赤下敷きもあり、暗記しやすい一冊です。
赤本は分厚く、外出先などでしにくいという方はこれを持ち歩くといいでしょう。
かくいう私も試験1か月前は肌身離さず持ち歩いていました(笑)
ただ、必要な内容があるといっても、これを完璧にしても試験には合格できるとは思えませんので、あくまでも知識の抜け漏れチェックに使うといいでしょう。
分野別に検索しやすいため、「あれ、なんだっけか」と度忘れしたときにパッと思い出すときに便利です。
持っておいて損はない一冊です。
私はよく、赤本をいきなりやるのは億劫な時は時間を決めて、この教材を15分~20分程度高速でパラパラっっとめくり、頭を勉強のマインドにしてから赤本にとりかかっていました、いわばウォーミングアップのような使い方をしていました。
あと電車の中でもコンパクトで勉強しやすいです。
いかがでしたでしょうか。
覚えるスピード、暗記の得意不得意は人によって違うので、これらが100正しいとは限りません。
今回合格できた方法を私なりにご紹介してみました。
来年受ける人やいつか受ける人の役に立てれば幸いです。
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